- 妊娠中の方、授乳中の方
- 大きなむし歯や歯周病がある方
- 14歳未満の子供(歯の成長に影響を及ぼすことがあるため)
- 無カタラーゼ症(ホワイトニングの主要薬剤である過酸化水素を、分解して無毒化する酵素⦅カタラーゼ⦆が先天的に欠損している遺伝性疾患)の方
- 光線過敏症の方(オフィス・デュアルホワイトニング)
ホワイトニングを受けるには、以下の点に注意してください。
- むし歯や歯周病の治療が必要
むし歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤が歯髄や歯周組織に悪影響を及ぼす可能性があります。治療前にむし歯や歯周病を治療し、健康な状態を保つ必要があります。
- インプラントやクラウンなどの補綴物
インプラントやクラウンなどの補綴物は、ホワイトニングの効果を受けません。自然な歯と色が合わなくなることを防ぎ、禁忌となっています。
- 根管治療を受けている歯は効果が低い
抜髄した歯は、歯髄が除去されているため、ホワイトニングの効果はありません。また、薬剤が根管充填材に悪影響を与えることもあります。
- 歯肉が縮んでいる部分は知覚過敏のリスクあり
歯肉が縮んでいる部分は、象牙質が露出しているため知覚過敏を引き起こす可能性があります。ホワイトニング剤が直接象牙質に触れると、強い痛みを感じる可能性があります。
- 歯の表面にひびが入っている場合は注意が必要
歯の表面にひびが入っている場合、ホワイトニング剤が歯の内部に浸透し、知覚過敏や歯髄炎を引き起こす可能性があります。
- 食事は水で濡らして飲んで歯の表面を湿らせる
食事前は一杯の水を飲んで歯の表面を湿らせ、食事中もこまめに水を飲むことで着色を防ぐことをお勧めします。食事後はすぐに歯を磨くようにしてください。
上記のように、むし歯や歯周病の治療、補綴物の有無、根管治療の有無、歯肉の状態、歯の表面の状態、物の選択、喫煙の有無など、ホワイトニングには様々な点に注意が必要です。ホワイトニングは、必ず歯科の診断を受け、適切な治療を行ってください。
ホワイトニングの副作用については、以下のようなものがあります。
- 歯の敏感症:ホワイトニング剤が歯の表面に作用することで、歯が敏感になることがあります。この症状は一時的なもので、数週間から数ヶ月で治ることが多いです。
- 歯肉の炎症:ホワイトニング剤が歯肉に接触することで、歯肉が炎症を起こすことがあります。この症状は痛みや腫れを伴うことがあります。
- 歯の着色:ホワイトニング剤が歯の表面に残留することで、歯が着色することがあります。この症状は一時的なもので、数週間から数ヶ月で治ることが多いです。
- 歯の脆弱化:ホワイトニング剤が歯の表面を傷つけると、歯が脆弱化することがあります。この症状は歯が割れるなどの問題を引き起こすことがあります。
- アレルギー反応:ホワイトニング剤に含まれる成分に対してアレルギー反応を示すことがあります。この症状は皮膚の発疹や腫れを伴うことがあります。