大和市妊産婦健診

「妊婦健診のほかに、妊娠期間中に1回、妊婦歯科健康診査を無料で行っています。」と大和市のホームページにあるんですが・・・。
妊婦歯科健康診査について

はい、「妊婦歯科健康診査協力医療機関名簿」にも当院が載っています。
「妊娠期間中の「歯科検診」は1回無料!です」ということですね!
検診時に「パノラマレントゲン撮影」と「アイテロの口腔内撮影」を行って、お口の状態説明してます。

おお、妊娠中の歯科検診が無料!ステキな響き!

来てほしい理由は、検診して虫歯チェックするだけではないです。
妊婦さんのホルモンバランス変化が歯周病になりやすくなる、そして生んだ後の赤ちゃんを虫歯から守るために周りの大人のお口をキレイにしておくことの大切さと理由を知っていてほしいからです。

実は私、そういうことを知らないまま出産、子育てをしていたんです。(インタビュアーは50代女性)私もプレママ/パパに知ってほしいと思っています。

おお、それならば、一緒にどういう内容か今一度見ていきましょう!
ぜひ「プレおじいちゃん/おばあちゃん」にも知っておいてほしいです!

※大和市妊産婦検診と保険診療が同日に行えないため、治療やクリーニングが同日に行えません。
ご希望のかたは別途ご予約が必要になります。ご承知おきください。

え?そうなの?妊娠中に歯医者さんに行くべき理由5つ

  1. 妊娠中は歯肉炎になりやすい
  2. 歯周病だと早産・低体重児出産のリスクが上がる
  3. 「マイナス1歳」からの虫歯予防ができる
  4. 「感染の窓」について知ることが出来る
  5. 出産後、こどもの歯の生えてくる時期/歯磨き/歯のケガ等いろいろ相談できる

1. 妊娠中は歯肉炎になりやすい

先生、どうして歯肉炎になりやすいんですか?

妊娠中は女性ホルモンのバランスが大きく変わり歯ぐきの炎症が起きやすい=歯肉炎になりやすいんです。
「妊娠性歯肉炎」という名称があるくらいなので。
「エストロゲン」が歯周菌の増殖を促す、「プロゲステロン」は炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。
それらが妊娠中~後期には月経時の10~30 倍になる=妊娠性歯肉炎が起こりやすくなる、というメカニズムなんです。

出典:歯周病と妊娠

どちらも妊娠中によく聞くホルモンの名前ですよね。それくらい妊婦さんの身体ってダイナミックな変化が起きているんですね。お腹の中で、赤ちゃんを育んでいるんですもんね。

2. 歯周病だと早産・低体重児出産のリスクが上がる

もうひとつあって、早産・低体重児出産の危険率が7倍にもなるというデータがあります。
タバコやアルコール、高齢出産よりもはるかに高い数字です。

出典:歯周病と妊娠

こ、怖いですね。(汗)他はどれくらいなのでしょうか?

表によると、1倍未満です。
お口をキレイにすれば、歯周病は予防出来ます!!!
なので、特に来てほしいんです!!

3.「マイナス1歳」からの虫歯予防ができる

マイナス1歳ということは、同じくお腹の中にいる時、つまり妊娠中ということですね?

はい、ちなみに、大人の口の中には、どれくらいの種類の細菌がいると思います?

う~ん・・・20~30種類くらい?

いいえ、100~300種類の細菌がいます。
安心してください、全部が悪い菌なのではなく、善玉菌、日和見菌、などもいます。
もう一問クイズです!赤ちゃんのお口に虫歯菌はいるでしょうか?

おなかから出てきたときは、いない?

あたりです!
よく虫歯になりやすい体質とか、ならない体質とかいいますが、一定期間に虫歯菌を周りの大人から貰わないとなりにくい体質になるんです。

それ知りたいです!

4.「感染の窓」について知ることが出来る

生後1歳7か月から2歳7か月、つまり1歳半から2歳半が最も感染しやすい危険な時期、ここを「感染の窓」と言います。
虫歯のもととなる「ミュータンス連鎖球菌」は、この時期の生えたての歯に定着します。

ひぃ!怖い!

憎きミュータンス連鎖球菌は、パパママのスプーンなどを介して子供の口に移るのです。

だからマイナス1歳、つまり妊娠中からお口をキレイにしておかなきゃならないんですね。

1歳半~2歳半に、口の中の細菌叢(さいきんそう)、口内フローラが決まるんです。
腸内フローラって、某乳酸菌飲料のCMで以前流れてましたよね、口の中にも同じことが起きているんですよ。
検査をすると、赤ちゃんのお口の細菌は、母親のものとDNAが一致します。

ドキっ!

なので、妊娠中からお口の中を清潔に保つことが必要なのです。
早産や低体重児出産の予防にもなるんだから、これは妊娠中に歯医者に来ておかないともったいない。

5. 生まれた後、歯の生えてくる時期/歯磨き/歯のケガ等いろいろ相談できる

これらのことをまず知ってもらうこと、そして赤ちゃんが生まれると、今度は「いつ歯が生えてくるか?問題」そして「歯が生えてきたらどう歯磨きするか?問題」、さらに続く「歯磨きさせてくれない問題」が出てきます。

そうでしたそうでした、○○ちゃんは生えてきたのにうちの子は・・・というのありました。そしてさらに続く「歯磨きさせてくれない問題」。

当院歯科衛生士が相談に乗ります!さらにこんな時、ぜひ当院を頼ってください。

☑転んで歯が揺れちゃった時
☑歯が生えそろったけど、歯並びがこれでいいか心配になった時
☑受け口っぽいけど、どうしよう・・・となった時

男の子のママ友から「転んで歯をぶつけて、歯が揺れていてどうしよう!」という話、結構よく聞きました。

お子さんの行動は予期せぬことの連続ですよね。
子育て経験のある歯科衛生士もいて、先輩ママとして相談に乗ることもできると思うので。
産まれた後、「どうしよう?」が山盛りになった時、サポートできると思います。

分かります分かります、本当に新米ママは不安だらけなんですよね。そしてうちの子、プレオルソで受け口が治ったんですよ。

受け口の治療もできるマウスピース「プレオルソ」は、MTF「口腔筋機能療法:こうくうきんきのうりょうほう(Myofunctional Therapy)」や第一期歯科矯正のツールとしても使えます。
食生活が変わって、矯正が必要な歯並びの子が多くなっていることは間違いないです。
歯並びを変えることは「呼吸を変えること」につながります。
呼吸に意識を向けることは、成長に意識を向けることです。
赤ちゃんの頃のハイハイは、呼吸、姿勢、歯並びに影響するんですよ。
どうしてそうなのかを、当院の歯科衛生士がレクチャーします!
インタビューはこちら

歯医者さんなのに、呼吸や姿勢の事まで心配してくれるんですね。

心配な時に安心して相談できる歯医者さんを作っておくこと。
パパママは子供が生まれたら目の回る忙しさになるし、自分の事にかまってられなくなります。
パパママが自分の歯を守っていれば子供もそれを見て育つので、デンタルIQが高くなること、間違いなしです!

なんかワクワクしてきました!

妊産婦のお困りごと相談室

Q. 妊娠中、虫歯が見つかった時、治療が出来るんですか?麻酔は出来るんですか?

A. 妊婦さんでも使える麻酔はあるので、治療は可能です。
歯が痛い場合は、時期に関係なくご来院ください。

Q. つわりがあって歯医者さんに行くのがつらいです、どうしたらいいですか?

A. 体調がよくなった時を見計らってご来院ください。安定期(4~8か月の間)がおすすめです。

お子様のこんな治療に強い!