口腔外科|中澤デンタルクリニック|大和市つきみ野駅から徒歩3分の歯科・歯医者

〒242-0002 神奈川県大和市つきみ野7-12-2 瀧本ビル1階 A号室
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口腔外科

口腔外科|中澤デンタルクリニック|大和市つきみ野駅から徒歩3分の歯科・歯医者

当院では、一般歯科診療に加え、口腔外科領域の疾患にも幅広く対応しております。
歯だけでなく、顎、顔面、口内粘膜など、お口全体の健康を守るために、経験豊富な歯科医師が丁寧な診察と適切な治療を提供いたします。

口腔外科について

口腔外科

口腔外科は、口腔(口の中)、顎(あご)、顔面、ならびにその隣接組織に現れる疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、先天性の唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)手術、顎変形症、唾液腺疾患、良性・悪性腫瘍などの外科的疾患や、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患、交通事故やスポーツなどで生じた外傷なども治療対象としています。
口腔領域には歯が原因となるものからがんまで様々な疾患が発生しますが、こうした疾患を扱う口腔外科は、お口まわりの病気のプロフェッショナルでもあります。親知らずが気になる、顎が開かない、口の中が痛い、膿がたまっているなどの異常が認められたら、お気軽にご相談ください。

口腔外科の主な病気と治療

抜歯

抜歯は、どうしても歯を保存することができない場合に行われる治療です。親知らずの抜歯、むし歯や歯周病による抜歯、顎の骨の病気による抜歯など、様々なケースに対応しております。
当院では、患者様の痛みや不安を最小限に抑えるために、以下のような取り組みを行っております。

  • 表面麻酔や浸潤麻酔を用いた丁寧な麻酔
  • 最新の抜歯器具の使用
  • CT撮影による精密な診断
  • 術後のフォローアップ体制
  • 抜歯後の痛みや腫れを抑えるための鎮痛剤や抗炎症剤も処方

以下のような場合には、抜歯が必要になる場合があります。

  • 歯がむし歯や歯周病になっている
  • 親知らずが顎の神経や血管を圧迫している
  • 歯並び矯正のためにスペースを確保する必要がある
  • むし歯や歯周病が進行して、歯を保存することができない
  • 顎の骨の病気によって、歯が支えられなくなった

外傷

歯科における外傷とは、転倒、打撲、スポーツなどによる外力によって、歯、歯周組織、顎顔面領域に損傷が生じることをいいます。
歯科外傷は、年齢、性別、活動レベルによって発生頻度や受傷部位などが異なりますが、特に小児において発生頻度が高く、外来歯科診療において重要な役割を占めています。
お口の外傷には、以下のような種類があります。

  • 歯冠折損:歯の表層が欠けた状態。痛みや出血を伴う。
  • 歯根折損:歯の根が折れた状態。強い痛みや歯ぐきの腫れを伴う。
  • 歯槽骨骨折:歯を支える顎の骨が折れた状態。顔面の変形や開口障害を伴う。
  • 顎関節脱臼:顎関節が正常な位置から外れた状態。口が大きく開けられない、顎関節が痛いなどの症状がある。
  • 顔面挫傷・裂傷:顔面に傷や腫れがある状態。出血や痛みを伴う。

外傷の症状は、外傷の種類や程度によって異なります。主な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 痛み
  • 出血
  • 腫れ
  • 歯ぐきの変色
  • 歯ぐきの動き
  • 開口障害
  • 顔面の変形

外傷を受けた直後は、以下の応急処置を行ってください。

  • 出血している場合は、清潔なガーゼなどで止血する。
  • 痛みがある場合は、市販の鎮痛剤を服用する。
  • 開口障害がある場合は、無理に口を開けようとしない。

応急処置を行った後は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

外傷後の注意点

外傷を受けた後は、以下の点に注意する必要があります。

  • 患部を清潔に保つ
  • 患部を安静にする
  • 硬いものを食べない
  • 熱いものを飲まない
  • 激しい運動をしない
  • 禁煙する
  • アルコールを控える

これらの点に注意することで、外傷の治癒を早めることができます。

口腔粘膜疾患

お口の中にある粘膜は、非常に薄くデリケートな組織です。ストレス、加齢、細菌感染、ウイルス感染など様々な原因によって、口内炎、カンジダ症、白板症、舌炎など様々な疾患が発生することがあります。

口内炎

口内炎は、口腔粘膜にできる最も一般的な疾患です。ウイルス感染、ストレス、栄養不足などが原因で発生すると考えられています。

症状
  • 口内粘膜に白い円形の潰瘍ができる
  • 痛みがある
  • 食事や会話が辛い
治療法
  • 対症療法:痛みを抑える薬や塗り薬を処方する
  • 原因療法:ウイルス感染の場合は抗ウイルス薬を処方する

カンジダ症

カンジダ症は、真菌であるカンジダ菌が異常増殖することで発生する感染症です。免疫力が低下している人に多く発症します。

症状
  • 口内粘膜に白い苔状のものができる
  • 痛みや違和感がある
治療法
  • 抗真菌薬を服用する

白板症

白板症は、口腔粘膜に白斑ができる病気です。慢性の炎症などが原因で発生すると考えられています。**白板症は、前がん病変と考えられており、悪性化する可能性もあります。

症状
  • 口内粘膜に白い斑ができる
  • 痛みや違和感はないことが多い
治療法
  • 定期的な経過観察
  • 病変が大きくなった場合は、切除術を行う

舌炎

舌炎は、舌の粘膜に炎症が起こる病気です。ビタミンB欠乏、細菌感染、ストレスなどが原因で発生すると考えられています。

症状
  • 舌が赤く腫れる
  • 痛みや違和感がある
治療法
  • 原因療法:ビタミンB欠乏の場合はビタミンBを補給する、細菌感染の場合は抗菌薬を服用する
  • 対症療法:痛みを抑える薬を処方する

口腔内腫瘍

口腔腫瘍は、大きく良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。良性腫瘍には顎骨という硬組織に生じる歯原性腫瘍(エナメル上皮腫、歯牙腫など)、軟組織に生じる非歯原性腫瘍(乳頭腫、線維腫、血管腫など)があります。一方、悪性腫瘍である口腔がんは、発生部位によって分類されており、舌がんや歯ぐきにできる歯肉がんが代表的です。
口腔がんの発生要因は数多くありますが、代表的なものは喫煙と飲酒です。喫煙者の口腔がんによる死亡率は、非喫煙者の約4倍といわれており、重度の飲酒もハイリスク因子と考えられています。不潔な口腔衛生状態やヒトパピローマウイルス(HPV)感染なども原因とされています。
口腔がんのできやすい場所は舌・歯ぐき・頬の粘膜です。中高年齢の方は、毎月セルフチェックを行い少しでも気になることがあれば、診察を受けることが大切です。

口腔がんのセルフチェック

  • 治りにくい口内炎や出血しやすい傷がある
  • 口腔内に盛り上がったできものや固くなった部分がある
  • 顎の下や首の脇に腫れがある
  • 食べたり飲みこんだりすることがスムーズにできない

顎関節症(がくかんせつしょう)

顎関節症とは、顎関節とその周辺組織に異常が生じ、痛みや機能障害を引き起こす病気です。顎関節は、頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節で、口を開け閉めしたり、咀嚼したりする際に重要な役割を果たします。
顎関節症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、ストレス、咬合異常、外傷などが関係していると考えられています。

顎関節症の症状

顎関節症の主な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 顎関節が痛い
  • 口が開けづらい
  • 顎関節からカクカク音がする
  • 頭痛や肩こり
  • めまい
  • 耳鳴り

これらの症状は、患者様によって程度や組み合わせが異なります。

顎関節症の診断

顎関節症の診断は、問診、診察、検査に基づいて行われます。
問診では、症状の出現時期や経過、日常生活への影響などを詳しく伺います。
診察では、顎関節の動きや圧痛、歯並びなどを確認します。
検査としては、レントゲン撮影やCT撮影、MRI検査などを行います。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療法は、症状や原因によって異なります。主な治療法としては、以下のようなものがあります。

マウスピース療法

マウスピースを装着することで、顎関節にかかる負担を軽減する。

理学療法

温熱療法やマッサージなど、顎関節周りの筋肉をほぐす。

薬物療法

痛みや炎症を抑える薬を服用する。

手術療法

保存療法で改善が見られない場合は、手術を行う場合もある。

顎関節症の予防

顎関節症は、予防が重要です。以下の点に注意することで、顎関節症の予防に役立ちます。

  • ストレスを溜めない
  • 正しい姿勢を保つ
  • 硬いものを食べない
  • ゆっくりと食事をする
  • 歯ぎしり・食いしばりを行わない
  • 定期的に歯科検診を受ける